「小向の渡し勉強会~多摩川の渡しプロジェクトpart.2」を
川崎市・幸市民館研修室で開催しました(2019年11月23日)
 

 11月23日(祝)に川崎市幸市民館におきまして当法人の主催事業として「小向の渡し勉強会~多摩川の渡しプロジェクトpart.2」を開催しました。かつて多摩川の渡河のために使われていた「渡し」を観光に生かしていくための取り組みに向け、平成31年2月に開催した「六郷の渡し」を題材としてキックオフ勉強会に続き開催したものです。予定では、小向の渡し場跡から実際にカヌーを利用した渡し体験を実施することとしていましたが、台風19号による多摩川の河道状況を鑑み中止することとし、学習会のみの実施となりました。


 当日は、当法人の理事長・鈴木より今回の勉強会の開催趣旨のほか多摩川の渡し場の歴史や自身が関わった丸子の渡しについて紹介したのち、多摩川を管理する国土交通省京浜河川事務所総括地域防災調整官の中村さんから今回の台風19号による多摩川の被災状況の報告や多摩川の船着き場の整備に関する話題提供を行っていただきました。質疑応答では、台風19号の詳細な被害状況を知りたいという声が多く聞かれ、参加者の水防への高い意識がうかがえ、さらに中村さんからは、河川情報の取集方法や日頃の心構えについて補足していただきました。また、参加者全員で行った意見交換では、船着き場の場所や河川の利用方法についての具体的な話題提供がなされました。今回初めて参加された方も多かったのですが、参加者からは継続した勉強会や渡し場体験の開催要望もいただき、来年度も今回の意見を踏まえて取り組みを進めていきたいと考えております。

 

なお、本教室は、(公財)河川財団の河川基金の助成を受けて実施しました。





国土交通省京浜河川事務所
総括地域防災調整官・中村氏の話題提供




意見交換のようす
 


小向の渡しについての意見交換