ご挨拶 近年では、いわゆるゲリラ豪雨が頻繁に起こっています。川をフィールドにして活動している私たちはもちろん、河川流域にお住いの皆さまがこれまで以上に防災に対する認識を深めていく必要があると思います。 また、2020年には東京オリンピックの開催を控えています。現在の私たちが住む首都圏は、水とのふれあいという観点では必ずしも「うるおいのあるまち」とは言えません。このため、首都にふさわしい健全な水循環を維持、または回復して、世界一の水循環都市東京を実現していくことが求められます。 このようなことを考えたとき、一市民では対応できない大きな課題の解決に向けた行動が必要と思いました。そして、私がこれまでお世話になってきた民・産・学・官の第一線で活躍してきた技術者に加え若い皆さんにお声掛けしたところ、有志ある方々に集結いただくことが出来ました。 私たちは、地域の生活環境と自然環境の改善に努めることで、人と自然の調和がとれた環境社会づくりに寄与し、来るべき首都直下型地震などへの備えとなる防災技術の蓄積を行っていくことを決意し、一緒になって課題の克服に向けて、共に考え、行動することを誓いました。そして、このたび「特定非営利活動法人 水・防災機構」を設立いたしました。 まだまだ未熟な点もございますが、地域の皆さまや仲間と一緒に楽しく笑顔いっぱいで活動していきたいと思います。どうかどうか暖かく長い目で見守っていただければと切に願っております。 今後ともご指導ご積捷の程、 よろしくお願い申し上げます。 特定非営利活動法人 水・防災機構 理事長 鈴木眞智子 |